介護保険制度とは

本格的な高齢社会が進行するなか、介護を必要とする方は増え続けて います。 核家族化や少子化などにより、家族だけで介護をすることが困難になり、従来の医療保険制度だけでは対応しきれなくなっています。そこで、介護を社会全体で支え、高齢者が安心して老後を過ごせるようスタートしたのが「介護保険制度」です。

介護保険のねらい

  • 介護を必要とする状態になっても、自立した生活ができるよう、高齢者の介護を社会全体で支える仕組みです。
  • 身近なケアプラン作成事業者に相談すれば、これまで福祉と医療に分かれ、窓口も別々で利用しにくかった介護サービスを総合的に受けられる利用しやすい仕組みです。
  • 社会保険の仕組みにより、受けられる介護サービスと保険料との関係が分かりやすい仕組みです。

介護保険のあらまし

  • 制度の運営主体(保険者)は、市町村・東京23区(以下市町村)です。
  • 介護保険の給付(サービス)を受けられるのは、「介護認定審査会]で「要支援」「要介護」と判定された場合です(自立の方はサービスを受けられません)。認定に不服があるときは、都道府県の介護保険審査会に申し立てることができます。
  • 介護保険に加入するのは、40歳以上の方全員です。
  • 65歳以上の方(第1号被保険者) 常に介護を必要とする状態(要介護状態)や、 日常生活に支援が必要な状態(要支援状態)になった場合にサービスが受けられます。
  • 40歳から64歳までの方(第2号被保険者) 初老期の認知症、脳血管疾患など老化が原因とされる病気により要介護状態や要支援状態になった場合にサービスが受けられます。

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